2. 「笑顔」と「身だしなみ」で第一印象を良くする

 第一印象の良し悪しが,その後のビジネスの良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。
 人は好きな人の話は聞きたい,嫌いな人の話は聞きたくないものです。そのため,第一印象で好かれると,相手が話を聞いてくれる可能性は高くなりますが,そうでない場合は,積極的には聞いてくれせん。これでは,どんなに良い商品・サービスを提供できるとしても,お届けするチャンスはめぐってこないでしょう。
 したがって,第一印象の重要性をよく理解し,第一印象で相手に良い印象を持ってもらえるようにすることが大切です。

◆ 人の第一印象はどのようにして決まるのか

 第一印象の重要性は,心理学の研究でも明らかにされています。「初頭効果」と呼ばれる定説によると,「人間には,最初に与えられた情報を強く印象に残してしまう傾向があり,その後の情報にも影響を与えてしまうため,なかなか最初の情報を覆すことができない」とされています。
 また,プリンストン大学のウィリスとトドロフは『人は印象を0.1秒で決めている』という論文を著し,人(の脳)が相手に対して一定の印象を抱くには,0.1秒で十分だといいます。このように,人は短時間で,外見(表情や身だしなみ,態度,その人の雰囲気など)を見て,相手の印象の良し悪しを決めているのです。

◆ 好印象を与えるには,まず「笑顔」から

 短時間で決まる第一印象を良くするのに欠かせないのが,「笑顔」と「身だしなみ」です。これらは決して難しいことではありませんが,徹底して行うことが大事です。
 まずは「笑顔」について考えていきましょう。
 初対面のとき,最初に見るのは相手の「表情」だと思います。その際にふさわしいのは「笑顔」です。ところが,緊張のためか,「こわばった顔」「怖い顔」になってしまう人が多いようです。これでは印象が悪くなってしまいます。
 そこで,意識して「笑顔」をつくることが大切です。笑顔になると,心と表情は連動し

て影響し合うので,心の緊張が少し緩むという効果もあります。
 こちらから「笑顔」を発信することで,相手に安心感を与えて,好印象を持ってもらいましょう。

◆ 身だしなみを整えて「相手への敬意」を表す

 相手の「身だしなみ」によって,自分のことを大切に思ってくれているかどうか,わかるものです。なぜなら,身だしなみを整えることは,「相手への敬意」を表すことになるからです。
 身だしなみとは「身の嗜み」,すなわち「普段からの心がけ」を意味します。いつ,どこで,誰と会っても失礼のないように,普段から身だしなみを整えておくように心がけましょう。その際にポイントとなるのは,次の3つです。

@ 清潔感があること ― 清潔であるだけでなく,「だらしなく見えない」ことが大事
A 機能的であること ― 自分の仕事にふさわしい,仕事がしやすい格好をする
B 周りと調和がとれていること ― 会社や業界の基準を理解し,それに合わせる

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