web会議システムを使った会議の進め方
web会議システムを使った会議の進め方が,対面の会議と大きく異なるかといえば,そうではありません。基本的には進行役がいて,議題があり,議事録を作成するなど通常の会議と同様ではあるものの,オンラインならではのマナーも存在します。主催者または進行役の役割を時系列で見ていきましょう。
1.事前準備
会議の日時や議題とともに,web会議システムのツール指定,URLやIDの送付,また,初めて使うツールの場合,アプリの取得方法やインストール方法も伝えると親切です。さらに,通常の会議と同様,事前に目を通してほしい資料があれば送付します。
2.開始直前
通常の会議でも,会議室の予約や会議用資料の準備などを行うのと同様,web会議システムを活用する際も開始前の準備が必要です。主催者(ホスト)は開始10分前にはシステムを立ち上げて,正しくシステムにログインできるか,カメラのアングルや音声などを確認し,参加者の入室許可や声かけをします。直前まで個々に仕事をしているので,集まってきたときの雰囲気づくりは大切です。丁寧に挨拶をして,円滑な会議になるようにムードをつくります。
3.会議中
●冒頭:全員の声が聞こえるか,画面共有資料が見えるかなど,環境を確認します。また,進行上のルールがあれば冒頭に伝えましょう。たとえば,意見や質問があるときは挙手する,意見はシステム内のチャットに書き込んでもらうなど。
●会議中:なるべく1人ずつ名前を呼び,全員が等しく意見を言えるように配慮します。
4.会議終了時
会議の終了時は,1人ずつシステムから退出するのを待つよりも,主催者が「それではこれで終了します。みなさんお疲れ様でした」と丁寧に挨拶し,システムを切りましょう。役職が上の人から抜けていくのを待つ必要はありません。
5.その他
レコーティング(録画)をする場合は,事前に参加者にその旨を伝えましょう。記録の保存場所なども確認しておくと,あとで慌てずにすみます。
web会議システムで円滑な会議を行うコツ
「web会議システムでのミーティングのポイント」(13ページ)でも述べましたが,リアクションを大きくするなど,オンライン特有の会議をスムーズに進めるコツがいくつかあります。それが,@カメラ目線,A雰囲気づくり,B癖に注意の3点です。
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