10 自分を伸ばす努力をしよう

 より仕事の幅を広げたい,より大きい成功を目指したい,より充実した生活をしたいといった目的を持って,自分の能力を伸ばすために目標を定めて外部セミナーや専門学校・大学に通って資格取得などを目指す人がたくさんいます。長期的な視点を持って若いうちから自分に投資しておくことは,仕事の効率があがるだけでなく,自身のリスクマネジメントとしても有効ですので,あなたも自分の将来を設計してできることから挑戦してみましょう。

◆ 常に学ぶことの大切さを意識しよう

 人生で学ぶことや挑戦することに遅いということはありませんし,勉強は生涯続きます。それならば,最初に「○年後になりたい自分像」を描き,そこから逆算していまやるべきことを設定してみましょう。仕事でも使われる目標管理シートのような形式で,具体的かつ定量的に描いてみましょう。
 しかし,現在の仕事をしっかりできるようにすることが優先ですので,日常的な仕事をおろそかにせず業務に関連する資格の取得からはじめるのもよい方法です。自己成長のための計画を作成し,実行するには次の点に留意しましょう。
・あまりにも高い目標は段階的に到達できるように計画する
・仕事に影響を与えないようなすすめ方を工夫する
・職場の上司や先輩を味方につけて協力を仰ぐ

◆ 教育訓練の基本を知ろう

 後輩が自分から学ぼうとするのは頼もしく,長い目でみれば職場の雰囲気や仕事の成果にもよい影響を与えます。後輩の性格や生活態度,仕事への姿勢などのタイプによって,一緒に考え悩みながらすすめたほうがよい場合や,目標の期限や達成目標の数値を明確に示したほうがいいこともあります。
・後輩の「やりたいこと」を確認する
・「なってほしい後輩像」のイメージを確立する
・育成のための支援計画をつくってアドバイスする

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